ブランドとして、よりアートピースとオートマタをはじめとするハイコンプリケーションに注力し、ビスポークの方向性に舵を切ったジャケ・ドロー。そのことを象徴する3ピースが拝見することができたので、レポートします。
左からブランドを象徴するバード・リピーター、アイコンのグラン・セコンド スケルトン トゥールビヨン、そして新作ジョン・ハウとのコラボレーションの集大成ドラゴン・オートマトンです。
まずはなんといってもドラゴン・オートマトンを見ていきましょう。
同じくジョン・ハウとコラボし、ミニアチュールペイントで描かれたプティ・ウール ミニット ”ドラゴン”との連続性を感じるドラゴン・オートマトン。
4時位置のプッシャーを押しこむことで、ドラゴンが生き生きと動き出します。
Webの利点を生かして動画で見てみましょう。
ドラゴンの体の各部、合計9カ所が動いています。
ドラゴンが手に持っている宝玉の後ろにちらっと見えるのがアニメーションを制御しているカムと考えられ、これが回転して各部に動きを伝えるレバーを押しています。
これが「後光」のように見える効果も狙っているのかもしれません。
この個体ではケースサイドにもびっしりとエングレーブが施されていました。
この仕様もあくまで一例であり、オメガスーパーコピー代金引換激安ビスポークでそれぞれの顧客のオーダーに応えるため、素材や仕上げの変更なども「要相談」とのこと。
4時位置のオートマトン起動プッシャーの作動によるアニメーションの動きは約10~15秒で、ミニッツリピーターのスライドと同じく起動時にゼンマイを巻き上げる方式のようです。
本来の時計機能のリュウズは10時位置に配置されています。
ラグに繋がるケースサイドまでバッチリと彫刻が施されています。
ムーブメントはシンギングバードと同じように時計機能のみを司る小型ムーブメント(Lady-8などで使われているものと同じだそうです)を、オートマタを制御するコンプリケーションプレートが取り込んでいるような構造。
アニメーションの速度を調整する慣性ガバナーも見えます。
「パーソナライズ」の例として紹介されたサファイアケース+ラピスラズリ(瑠璃)文字盤の動画を公式から…
去年の発表時の動画では組み合わせは無限、という事も示されています。
こちらは、ケースの彫金が無く、宝玉の裏のカムも文字盤で塞がれて見えないように処理されています。
「初代」ジャケ・ドローがオートマトンに用いたプログラムカム+レバーと言うオートマタの技法を腕時計サイズまで小型化して搭載するという、他のブランドとの差別化を明確にし、強化していく方向性を示した作品と感じました。
Dバックルもバッチリとエングレーブが施されています。
ベルトはラバー素材で、アリゲーターも選択可能とのこと。
グラン・セコンド スケルトン トゥールビヨンはムーブメントを肉抜きするスケルトン加工だけではなくサファイアクリスタルとスモーククオーツの透明素材も併せて使用してブランドのアイコンである「8の字」の形を作っています。
そして大物…
バード・リピーター!
ミニッツリピーター機構にオートマタ機構を組み合わせて、時刻を打ち鳴らすと同時につがいの親鳥とヒナそして卵が孵化するアニメーションをします。
こちらもビスポークで好きな鳥や情景を相談できるそうです。
過去にはスケルトンで機構を見せるためにヒナから巣を取り上げたりとかも…
動画で…
ヒナが餌をねだり、向かって左の親鳥がえさを与えようとしています。
向かって右の親鳥は頷いた後、羽を広げる動きをすることもあるのですが、今回はしませんでした。
過去のCGアニメーションの動きを見ると仕組みが分かりやすいかもしれないので貼っておきます。(2014年)
リピーター香箱が回転すると、そこから動力を得た制御カムが各部のレバーを押して鳥を動かします。
そして、鳥の動きをある程度ランダムにできるような工夫がなされているようです。