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西穂高岳山行

西穂高山行
日時 令和6年9月9日~10日
場所 長野県

9月9日
 早朝からJRで松本に行く。そこから松本電鉄で新島々へ、バスで上高地まで。帝国ホテル前で下車。そこから登山開始。天候はまずまずの天気で、青空も見える。雨の心配はなさそうだ。歩き始めてしばらくは平坦な山道が続く。流石に観光地だけあって田代橋付近は一般客で混雑。登り初めは緩やかな山道であったが、暫く経つと次第に山道に傾斜が着き始める。シラビソ林の中を黙々と登る。景色は時たま木の陰から見える程度で眺めは今一だ。対面に霞沢岳が綺麗に見えたがその他の山塊は見えない。とても厳しい登りが続く。山道は良く整備されていて登りにくさはない。しかし急な登りが続くのでかなりの疲労だ。標高差は880m久しぶりに厳しい標高差の山行だった。12時に帝国ホテル前を出発し15時40分にヘトヘトの状態で北穂山荘に到着した。既に寺本さんは到着していて到着時の様子をカメラに収めてくれた。どんな具合に映っているだろうか。多分メロメロの状態で映っていることだろう。山行距離は3.5kmでそれほど長くはない山道であったが急斜面の登坂で精力、気力ともに尽き果てた。北穂山荘に宿泊。久しぶりの山小屋泊まりだ。それほど大きくない山小屋で水は豊富だったので有り難かった。多分付近の水脈からくみ上げているのだろう。スマホの充電は無料で助かった。夕食は14,000円の宿泊料の割にはお粗末でガッカリ。鳥の揚げ物は流石に閉口した。部屋は個室に泊まることが出来て他人を気にすることがなく仲間だけの宿泊となり気が安らいだ。夜間はすっかり晴れ上がり満天尾星空を満喫。
9月10日
 2日目は晴天を期待したが、午前4時頃までは満天の星空であったが次第にガスがかかり雲も出始め出発時は曇り空の生憎の天候となった。でも雨の心配はするような天候ではなかったので安心した。気温はそれほど低くはなく、むしろ暑いぐらいの気温で歩き始めて暫くしたらお色直しが必要な位の気温だった。6時半ごろ独標に向けて登山開始。昨日の後遺症が残っているかと心配下したがそれほどのダメージは感じられなかった。それでも登りはきつい。丸山まで15分、独標まで43分の順調なペースで登った。天候は相変わらずで付近の山塊は見ることが出来ず黙々と登る。ガスも時たま掛かり残念な状況となった。独標の最後の登りは北アルプスの荒々しい山容を代表するような登りで、いよいよこれから岩山との戦いが始まることを予想させた。暫く休憩後、チェストファーネスを装着、ヘルメットを装着しいよいよ本格的な岩山登山を開始した。独標から最初の険しい下りの山道だ。慎重に第一歩を踏み出した。その様な山道が何回も繰り返す、ピラミッドピークを過ぎ、チャンピオンピークを経て最後のピークで西穂高岳に登頂した。9時46分、登り始めてから役3時間苦しい岩登りだった。山頂は思ったほど狭くはなく、かなりの登山客がいたがそれ程の息苦しさは感じなかった。しかし天候は思わしくなく、ガスが掛かり周りは白一色の世界だ。50分程山頂で山頂に極めて感慨に浸り10時半ごろ下山を開始。岩山なのでストックは使えず、疲れた足だけの下山はかなり厳しかった。ストックの有り難さが身にしみた。独標からストックを再び使い始めたので比較的足の負担が軽減された。それでも岩山を登った疲労感はかなり厳しいものが有りヘトヘトで西穂山荘のたどり付いた。11時54分に下山開始し約1時間少しで戻った。暫く休憩し、荒井さんと自分の2名はここで本隊と分かれて下山。ケーブルカーで下山し本日中に帰宅。山荘からケーブルカーまでの行程は約1時間。予想に反して険しい山道が続き、途中登りもあり思ったより時間を要した。疲労した躰に最後に最高のダメージを与えた。山荘を13時52分に出発し15時丁度にロープウエイ駅に到着したので1時間10分程度かかったことになる。
ロープウエイは一般客が大勢乗り、汗臭い我々と混み合い同席し申し訳ない気持ちで一杯だった。下山後が新穂高温泉で汗を流す予定であったが、不幸に休館だったので、仕方なく新穂高の観光センターで着替えをして一息ついた。帰宅は平湯温泉経由で新宿バスターミナルに行きJRで帰宅。帰宅時間が午前0時20分になっていた。

実施記録
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西穂高岳方面
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独標の登り
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得票山頂
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西穂高岳山頂
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